ふるさとの記憶を思い起こし、語る
■会 期 2025.3/8(土)~6/1(日) 入場無料
9:00~17:00(最終入館16:30)
〈前半〉3/8(土)~4/20(日)夜の森地区
〈後半〉4/25(金)~6/1(日)富岡地区
■会 場 とみおかアーカイブ・ミュージアム
■休館日 月曜(祝日の場合は翌平日)
今回の展示のテーマは「記憶」です
みなさん一人ひとり重ねてきた人生の経験は、記憶としてご自身に刻まれています。生活、学校、仕事、趣味、ご近所づきあい― 無数の記憶が脳裏にあるはずです。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から14年。避難先に移住した人、富岡町でいま生活している人、震災後に富岡町と関わり始めた人、震災前に富岡町に足を運んでいた人。富岡町にまつわる記憶は100人100通り以上です。
震災以前の富岡町を知っている人は、現在の町並みや風景、商業施設などを比べられるでしょう。震災後の町の様子を見てきた人は、この数年間の大きな変化を特徴的に振り返るかも知れません。最近富岡に関わるようになった人は、これから富岡にまつわる様々な記憶を紡いでくれるでしょう。
展示のメーンとなる「記憶の街」模型は2015年、仮設住宅でのワークショップから生まれました。
ワークショップの主眼は、ふるさとの記憶を思い起こし語ること。模型には参加者が記したたくさんの”記憶の旗”が立てられました。富岡町で生まれた、富岡町で仕事をしていた、友達と遊んだ、海岸線の風景が好きだった…ボランティアの学生たちに「記憶」を語る参加者の表情は、みな活き活きしていました。できあがった模型は主に記憶などから製作したために、必ずしも正確ではあいません。でも、参加した人たちの「記憶のなかの富岡町」が表現されている貴重な資料です。
震災前の富岡町を知っている人も知らない人も、模型や展示資料を見て、この14年に想いを馳せていただければ幸いです。そして、ご自身が今お住まいの地域に目を向けるきっかけにしてください。
少しだけ、明日への向き合い方が変わるかもしれません。
■主催・お問合せ
とみおかアーカイブ・ミュージアム
TEL.0240-25-8644